現代のグローバル経営において、急進的なM&Aや事業領域の急拡大と、それを統制すべき内部管理体制(ガバナンス)の乖離は、企業の市場価値を根本から揺るがす深刻なリスクです。 日本を代表するモーター大手であるニデック(旧日本電産)において、会計不正と品質不正の二重不祥事が相次いで顕在化しました。さらに、同社の成長戦略および創業者である永守重信氏の拡大路線の象徴であった電気自動車(EV)向け駆動装置「eアクスル」事業の縮小・合弁解消に向けた協議が開始されたことが明らかになりました。 本記事では、この二重不 ...